ひと月に一度来る生理。
生理期間中もブルーになるのに、生理前から辛いPMS（月経前症候群）の苦しさに悩んでいる人は少なくありません。
PMSのせいで、仕事に支障が出たり、人間関係にも影響が出て困っている人も多いことと思います。
そんなPMSの症状を軽減するためには、ピルの服用がおすすめです！
ここでは、ピルの服用をおすすめする3つの理由をお伝えします。
PMSとは
PMSとは何でしょう？
- PMSは、月経周期の一部で、通常、月経前1〜2週間前に始まり、月経が始まると症状が緩和することがあります。
- 一般的な症状には、不安、イライラ、気分の落ち込み、腹痛、胸の腫れ、頭痛、吐き気などが含まれます。
- PMSの症状はひとり一人異なり、軽度な人や重度の症状で苦しむ人もいます。
ピルとは
ピル（経口避妊薬）とは何でしょう？
- ピルは、妊娠を避けるために使用される一般的な避妊方法の一つです。経口避妊薬には合成ホルモン（プロゲステロンとエストロゲン）が含まれており、これらのホルモンは卵巣の卵胞の成熟と排卵を防ぎ、子宮内膜を薄くし、精子の子宮内への移動を阻害します。
- ピルは、妊娠を避けるだけでなく、月経痛の軽減、周期の規則性の向上、PMSの症状の軽減、ニキビ治療にも役立つことがあります。
PMSの人にピルをおすすめする３つの理由
ピルを服用することにより、排卵が止められるのでPMSの辛さを軽減することが期待できます。
PMSの辛さに悩む女性に、ピルをおすすめする理由をお伝えします。
1.ホルモンバランスの調整
ピルには女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンが含まれており、これらのホルモンのバランスを調整することがPMSの症状を軽減するのに役立つことがあります。特に、PMSの原因の一部はホルモンの変動に関連しているため、ホルモンバランスを安定させることは効果的です。
2.生理痛の軽減
ピルは生理痛を軽減する効果があるため、腹痛や不快な生理の症状を和らげるのに役立ちます。
3.月経周期の調整
ピルを定期的に服用することで、月経周期を予測可能にすることができ、PMSの症状が出やすい期間を管理しやすくなります。
重要なのは、ピルをPMSの治療として使用する場合、医師との相談が必要であり、特に健康状態や個人のニーズに合った適切なピルの種類を選ぶことが重要です。ピルは副作用を引き起こす可能性があるため、医師の指導のもとで使用することが大切です。
PMSとピルについて Q&A
PMSにはどんな種類のピルが有効ですか？
PMSに有効なピルは低用量ピルです。低用量ピルは女性ホルモンの配合が比較的少ないので、服用の期間だけ排卵を止めます。服用を止めるとすぐに排卵が戻るので、自分の望むタイミングで妊娠が可能です。
PMSの治療に用いる低用量ピルにはどんな種類がありますか？
- ルナベル
- ルナベルULD
- ヤーズ配合錠
- ヤーズフレックス配合錠
ピルの副作用は？
ピルの副作用は、個人によって異なります。また特定のピルの種類やブランドによっても影響は違います。ピルを処方してもらう際には、医師の診療を受けて、個人の健康状態やニーズに合った処方を受けることが大切です。ピルの使用についての副作用やリスクについても、医師から詳細な説明を受けましょう。
- 頭痛や下腹痛
- 乳房の張りや過敏症
- 吐き気、嘔吐
- 不正出血
- 血栓症、心筋梗塞、脳卒中のリスク増加
ピルを飲むことのメリットは？
ピルについての副作用はもちろん気になりますが、それ以上のメリットも多いです。
多くの女性がピルを服用するのも、避妊目的だけでないと言えるでしょう。
- 生理痛や出血量の軽減
- 生理周期が安定する
- 生理前のイライラ(PMS)がなくなる
- ニキビ、肌荒れの改善
- 子宮体がん、卵巣がんの罹患率が下がる
- 子宮内膜症の改善
- 乳房の良性腫瘍の発生率低下
まとめ
辛いPMSの症状を改善するには、ピルを服用するのも一つの方法です。
医師に相談して、あなたに合ったピルを処方してもらいましょう。
最近では、自宅にいながらスキマ時間に受診できるオンライン診療が人気です。
診察料が無料だったり、最短即日発送できる場合もあるので一度予約をしてはいかがでしょうか？